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【WebサイトとWebアプリって何が違うの?】販促ツールとしての使い方をご紹介!

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WebサイトとWebアプリの特徴について

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インターネットやスマートフォンの普及により、日常的にIT用語を耳にする機会が増えています。しかし、似たような言葉や混同しやすい言葉もあり、明確な意味についてはあやふやという方は多くいらっしゃいます。今回は、デジタルコンテンツを販促に取り入れたいという方のために、混同されやすい「Webサイト」「Webアプリ」の特徴や違いについて解説していきます。

Webサイト

Webサイトとは、インターネット上にあるWebページの集まりを意味しており、サイトとも呼ばれています。。サイト内には、トップページ、メインページ、問い合わせページなどがあり、他のページに自由に移動できます。ホームページとも呼ばれますが、もともとはウェブブラウザを立ち上げた時の最初のページを指す言葉でした。徐々に、Webサイトのトップページを意味する言葉としても使われるようになり、現在ではWebサイト全体を表す言葉へと語義変化してきています。

Webサイトには様々な種類が存在します。以下にその代表的なものを紹介します。

  • コーポレートサイト:企業や団体の情報を提供するサイト
  • サービスサイト:商品やサービスに関する情報を発信するサイト
  • ECサイト:商品やサービスをオンラインで販売するサイト
  • LP(ランディングページ):広告やキャンペーンの目的で作られたページ
  • ブランディングサイト:ブランドの認知度向上やイメージ浸透を目的としたサイト
  • 採用サイト:自社の採用情報の発信に特化したサイト
  • メディアサイト:ニュースや記事などを提供するサイト
  • ポータルサイト:あるジャンルに特化してサービスの情報を集約したサイト

このように、Webサイトはその目的に応じて多様な形態を持ち、それぞれが異なる役割を果たしています。

Webアプリ

Webアプリとは、簡単に言うとインターネットを利用してブラウザ上から操作できるアプリケーションを意味します。一方的に情報を提供するだけでなく、ユーザーがコメントしたり商品を購入したりできる双方向なものです。昔はソフトをパソコンなどにインストールしないと使えなかったようなものが、現在はWebアプリによってブラウザから使用できます。

Webアプリは、インストール作業が不要で、バージョンアップも自動的に行われているため、常に最新版のアプリを利用できるというのが特徴です。食べログやX(旧Twitte)、クックパッドなどはWebアプリに該当します。

Webアプリとスマホアプリ(ネイティブアプリ)の違い

アプリという言葉を使うとスマホアプリと混同されやすいのですが、スマホアプリはWeb アプリと差別化するためにネイティブアプリと表現されることがあります。スマホアプリとは、App StoreやGoogle Play Storeなどからスマートフォンにダウンロードできるアプリです。Webアプリよりも動作が早いというメリットがあります。

  • スマホアプリ:スマホやパソコンなどの端末上にアプリをダウンロードして利用
  • Webアプリ:Webブラウサ上でアプリにアクセスして利用

スマホアプリは、一般的に端末上のシステムを使って動くため、端末にアプリをダウンロードしないと利用できません。そのため、開発コストの高さがデメリットとなります。

スマホアプリを普及させることを目的とした場合、OSは、iOS用とAndroid用を準備するのが一般的です。2つのアプリを作成しなければならないため、コストや開発期間がWebアプリよりもかかります。

Webアプリの事例

Webアプリは、ネットワークからアクセスして利用するアプリです。私たちは普段Webアプリを使う際に、AppleならSafari、GoogleならChromeなどのWebブラウザからサイトにアクセスします。

例えば、レシピ紹介サイトである「クックパッド」をWebで使用したい場合は、SafariやChromeからクックパッドを検索してレシピや調理動画をチェックします。クックパッドでは、自分のレシピを写真やテキストでシェアすることも可能です。Webアプリをよりイメージしやすくするため、ほかにもいくつかの事例を挙げてみましょう。

・Amazon
世界最大級のオンラインストアであるAmazonでは、商品を購入することはもちろんのこと各商品の口コミを投稿できます。口コミを参考に商品を購入するという人も多いでしょう。Amazonにはスマホアプリもありますが、容量の問題でスマホアプリをインストールしなくても、Webアプリでスマホアプリと同じような購買体験が可能です。

・食べログ
食べログはグルメ情報サイトとして人気のあるWebアプリです。お店を検索したり、いきたいお店を予約したりできます。飲食店の口コミを評価することも可能です。他の人が評価したお店の情報を参考にできるため、評価を見てから訪れるという人も多いでしょう。

・Gmail
GmailはGoogleが無料で提供しているWebアプリです。ブラウザに「gmail.com」と入力すればすぐにアクセスできます。Gmailには、スマホアプリもありますが、Webアプリはフィルターの作成や転送設定など、スマホアプリよりも細かな設定ができます。

Webサイト・Webアプリ・スマホアプリどれを利用するべき?

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新しい販促ツールを導入する際には、Webサイト・Webアプリ・スマホアプリ(ネイティブアプリ)のどれにするのか悩む場合があります。

販促ツールとして導入したい場合は、新規顧客獲得・リピーター獲得などの目的別に活用することをおすすめします。

新規顧客を獲得したい場合

新規顧客を獲得したい場合、WebサイトやWebアプリがおすすめです。新規顧客が初めて店舗を訪れる際は、事前に価格・情報・評判を確かめたいという心理が働きます。お得な情報はないか、どのような雰囲気なのかなどを知るために、訪れる店のホームページ、GoogleMapの口コミ、食べログなどをチェックする傾向があります。。スマホアプリに比べて開発コストを抑えることもできます。

リピーターを獲得したい場合

店舗に訪れたことのあるリピーターを獲得するには、スマホアプリがおすすめです。リピーターは、一度訪れたことがあるため、ある程度の情報は知っています。何度もホームページや口コミを確認することはなくなりますが、企業側が定期的にアピールを行わないと忘れられたり他店に流れたりすることもあります。

再来店を促すためには、セール、フェア、クーポン、ポイント、来店プレゼント、試供品など店舗を訪れたくなるような施策や工夫が必要です。スマホアプリに、リピートしたくなるような特典をつけることで、リピーターを獲得しやすくなります。

Webサイト/Webアプリのメリット・デメリット

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WebサイトやWebアプリは、多くのメリットをもたらしますが、もちろんデメリットもあります。導入前には自社にとってメリットがデメリットを上回るかどうか、WebサイトやWebアプリが自社の目的に合っているかどうかを見極めることも大切です。

メリット

WebサイトやWebアプリを導入することによって得られるメリットのうち、大きなメリットは以下の2点です。

インストールが不要

WebサイトやWebアプリは、インストールが不要です。自分の端末ではなくても簡単にアクセスできるため、会社や漫画喫茶のパソコン、家族や友人のスマートフォンからでも気楽にアクセスができます。また、インストールが不要なので、端末の容量を気にする人も利用しやすい点がメリットです。さらに、SEO対策をすれば、GoogleやYahoo!などの検索エンジンの上位に掲載されるため、検索結果からの流入数を伸ばせます。

それに比べて、スマホアプリを使用する際は、使用者のモバイル端末へインストールしなければなりません。多くのユーザーは、初めて訪れる店舗のアプリを事前にインストールするケースは少なく、容量を使うためリピーターもインストールをためらうこともあります。ユーザーが根強いファンであることや何らかのメリットがない限り、スマホアプリはなかなかインストールされない傾向にあります。

スマホアプリ(ネイティブアプリ)よりコストがかからない

スマホアプリを開発する場合、iOS用とAndroid用の2つのアプリを準備しなければなりません。それぞれに開発コストがかかるだけではなく、別途アプリ販売手数料もかかり、アプリ提出後には審査に数日〜数週間かかります。アップデート時には、アプリを修正した後に再度審査をパスしなければなりません。

一方、WebサイトやWebアプリは、どのOSからも閲覧可能なため、1つのプログラムでパソコン・スマートフォン・タブレットに対応することができます。アップデートの際も、審査を通す必要がないため、好きなタイミングで更新できます。WebサイトやWebアプリは、開発、アップデート、審査にコストがかからずSEO対策においても、費用を抑えることが可能です。

デメリット

WebサイトやWebアプリには上記のようなメリットがある一方で、デメリットもあります。一般的に考えられるデメリットは以下のとおりです。

ユーザーとのコミュニケーションがとりづらい

WebサイトやWebアプリは、ユーザーが見ようという意思がない限り、訪れることが少ないことがデメリットです。

WebサイトやWebアプリにセールなどユーザーにとって有益な情報を掲載した場合でも、ユーザーがそのことを知らなければ訪れません。ユーザーがメールアドレスを登録していれば、メール通知することもできますが、メール通知は気づかれないこともあり、開封率が低いのが難点です。メールを開封しても、お知らせをクリックした後にWebサイトへアクセスするというステップが必要なため、スマホアプリに比べるとユーザーとの企業のコミュニケーションは取りづらくなります。

その一方、スマホアプリには「プッシュ通知」という機能があります。プッシュ通知では、新着情報やセール情報など、ユーザーにとって有益な情報を良いタイミングで通知することが可能です。ユーザーの行動を即座に促せるという点においては、スマホアプリのほうが有利と言えるでしょう。

スマホアプリ(ネイティブアプリ)より動作が遅い

スマホアプリは、端末に直接インストールするため、起動・動作処理のスピードが速いのが特徴です。必要な時に必要なデータだけを読み込めば良いので、WebサイトやWebアプリよりも動作が早く、サクサク進みます。ユーザーは、待機時間などを気にする必要がなくストレスなく快適に使えます。しかし、WebサイトやWebアプリは、ページを移動するたびに待機時間が生まれるのがデメリットです。ブラウザがWebページを表示する際に時間がかかってしまい、スマホアプリに比べて動作が遅い場合があります。

Webサイト・Webアプリで成果を出すためのポイント

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Webサイト・Webアプリはスマホアプリに比べてコストを抑えられ、多くのユーザーが訪れやすいというメリットがあります。ぜひ販促に使いたいという担当者も多いでしょう。そこで、Webサイト・Webアプリを販促で活用する際に、成果を出すための2つのポイントをご紹介します。

SEO対策に注力し、検索からの流入を増やす

SEO対策(検索エンジン最適化施策)とは、ユーザーが行う検索結果で上位に表示されるようにサイトを最適化するという施策です。自社のWebサイト・Webアプリが検索結果の上位に表示されるほど、ユーザーの目に留まる確率は高まります。

ユーザーは、訪れたい店名や購入したい物の商品名を検索してWebサイト・Webアプリを訪れます。しかし店名や商品名が明確でない場合には、GoogleやYahooなどの検索エンジンを用いて行先や購入する商品を探そうとします。例えば、イタリアンレストランに行きたいが、どこのお店に行こうか迷っている場合、「イタリアンレストラン」といったビックキーワードや、「イタリアンレストラン 女子会 おすすめ」といった複数のキーワードを組み合わせて検索します。

SEO対策に注力し、さまざまなキーワードを網羅することによって検索に引っかかりやすくなり、ユーザーに選んでもらえる可能性が高まります。SEO対策は内製で実施できるため、コストはさほどかかりません。しかし、リソースが足りない場合や専門知識がある担当者が居ない場合は、外注するのも1つの手です。

分かりやすいUI設計にする

WebサイトやWebアプリは不特定多数のユーザーが流入する可能性があるため、誰が見ても分かるようなコンテンツ設計・UI設計が大切です。必ずしもTOPページから流入するとは限らないため、見やすさ、使いやすさを考慮する必要があります。

カテゴリ化されたデザインは、訪問ユーザーにとっても分かりやすく、ページ全体を把握しやすくなります。目的や悩み別で分類するなど、ユーザーが使いやすいような設計にするのもおすすめです。また、テキストが多すぎると読むのに疲れてしまって離脱しやすくなります。イラストや写真を効果的に入れて、感覚的に操作できるようにデザインすると良いでしょう。

例えば、遊園地などのWebサイトでは、「アトラクション」「フード」「ショップ」「イベント」など、目的別にカテゴリが分かれていて色分けされているため、目的に応じた情報がすぐに探せます。「アトラクション」をクリックすると、年齢や人数別にアトラクションの紹介を行うなどの工夫もされています。

WebサイトやWebアプリを導入する際は、自社のブランドや商品に合わせて、初めての人にも分かりやすいような設計を心掛けましょう。

まとめ

デジタルコンテンツを販促に取り入れたいという方のために「Webサイト」「Webアプリ」「スマホアプリ」の特徴や違い、メリット・デメリットについて解説しました。ターゲット、目的、コストに合わせて、自社にとって最適なものを選んでください。

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